500 Internal Human Error

ソフトウェアエンジニアのメモ帳。ブログ名はオマージュ。

Visual Studio 2017で JavaScript Standard Style を使う方法

概要

  • JS のフォーマットで悩む不毛な時間をなくすために Linter が欲しい。(C#はStyleCop Analyzerを使っている)
  • Visual Studio のエラーウィンドウに JS のエラーを表示して C# と JS のエラーを1ヶ所で確認したい。

やること

  1. 最新の Node.js をインストールする。
  2. インストールした Node.js を VS に認識させる。
  3. VisualLinter をインストールする。
  4. ソリューションに standard をインストールする。

1.最新の Node.js をインストールする

  • VS をインストールした際に Node.js が一緒にインストールされるが、バージョンが古いため最新版をインストールする。
  • https://nodejs.org/ja/

2.インストールした Node.js を VS に認識させる

  • VS インストール時の Node.js は VS 配下のディレクトリにインストールされ、それを参照しているため、最新版のディレクトリを参照させる。
  • 1でインストールすると PATH にディレクトリが追加されるため、 VS の設定から PATH の優先順位を上げる。 f:id:mlne6:20180723005215p:plain

3.VisualLinter をインストールする

  • ESLintのエラー情報を VS のエラーウィンドウと統合するため VS の拡張機能である VisualLinter をインストールする。

4.ソリューションにstandardをインストールする

  1. npm で standard をインストールする。 f:id:mlne6:20180804005749p:plain f:id:mlne6:20180804005755p:plain

  2. JS のファイルを開いて保存すると ESLint が動きます。出力ウィンドウで VisualLinter の詳細を見てみると node_modules が不足していることが分かります。今回は babel-eslint、eslint-config-defaults が不足しているため standard をインストールしたときと同じように不足しているものをインストールします。 f:id:mlne6:20180804005800p:plain

  3. この状態でもう一度 JS 保存すると .eslintrc ファイルが無いというエラーが表示されるため、プロジェクトの直下に追加します。 f:id:mlne6:20180804005805p:plain

  4. .eslintrc ファイルに standard の設定をします。

{
  "extends": "standard"
}
  1. 以下の画像のようにエラーを表す波線とエラーの詳細がエラーウィンドウに表示されたら standard が正常に動作しています。 f:id:mlne6:20180804005811p:plain

まとめ

  • コードのフォーマットを統一して個人開発でもチーム開発でもストレスから開放されましょう。
  • standard のルールに則ってオートフォーマットをする Prettier という Formatter を使うともっと幸せになれると思うので今度調べたいと思います。 github.com

  • 私は semistandard を使っていますが、standard の方がメジャーなのでこちらで説明しています。 github.com